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雑談  Small Talk

そのときどきの小さな話題と関連サイト情報を、思いつくままに不定期に書き記しています。 --> 以前の記事   

64天安門事件とテレビ朝日、そしてNHK ---- 2009/6/4

今日は、64天安門事件から20年目に当たります。テレビ朝日の報道ステーションで、この天安門事件から20年目の中国の様子を正面から取り上げていたので、びっくりしました。あのテレビ朝日が!という驚きです。

天安門事件は、中国ではいまだに公の場では口にできないことをナレーションが伝えます。事件の現場で撮影する海外のメディアを公安警察がじっと監視する様子もカメラがとらえます。

また、息子を失った親が墓前で泣きじゃくる姿も、カメラはじっくりと映します。これには、思わずもらい泣きです。
そして、その様子をじっと見守る公安警察がいることを、しっかりとナレーションが伝えます。言論の自由と人権があってこその、真の豊かさであるとのコメントにも驚きます(もちろん、あのテレビ朝日が!という意味です)。
なかなか、すばらしい報道ではないですか。


一方、今日のサンケイには、こんな記事が。
●「NHK番組の偏向検証」自民有志が議連結成へ
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090604/biz0906041938016-n1.htm

日本統治下の台湾を取り上げたNHK番組が偏向しているとして、自民党の有志議員が報道内容を検証する議員連盟「公共放送の公平性を考える議員の会」(仮称)を11日に発足させる。呼び掛け人の安倍晋三元首相が4日、町村派総会で明らかにした。
問題としているのは4月5日放送の「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー第1回アジアの一等国」。「日本の統治はひどかったという一方的な内容にしている」(安倍氏)との観点から、公共放送の在り方を議論する方針だ。初会合には台湾人評論家の金美齢氏を招き、番組に関する意見を聞く。
既に自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬前国土交通相)が4月下旬に質問状を送付し、NHKは「台湾や英国、フランスの史料などを読み込み、数多くの研究者を取材している」と反論。同会は回答が不十分として6月3日に再質問状を送った。  

前回も書いたとおり、ネットでは、すでにこの番組の偏向ぶりが話題になって久しいですが、いよいよ自民党国会議員がNHK相手に立ちあがったようです。
公共放送であるからこそ、あの偏向番組を見過ごしてはいけないのです。

母国は日本、祖国は台湾―或る日本語族台湾人の告白 ---- 2009/4/17

母国は日本、祖国は台湾という本を買ったのは2008年です。著者の柯 徳三(か とくぞう)氏はすでに87歳になりますが、先日、ひょんなことから今でも元気だということがわかりました。

4/5に放送された「NHKスペシャル アジアの“一等国”」で台湾を取り上げた際に、出演されたのです。
私は見てはいませんが、実は、この番組が今ネットのあちらこちらで話題になっています。とういうより、物議をかもしています。
日台戦争」などの聞きなれない用語を持ち出し、まるで日本と台湾が戦争をしたかのように印象を操作したり、 当時のことを知る現地の方たちに日本統治時代のマイナス面だけを執拗に聞き出すなど、 あまりにも意図的に日本を悪玉に描いているとして批判が続出しているのです。
そんな情報をネットで調べていたところ、柯徳三氏の名前があり、この本の著者だったことを思い出しました。

http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-716.html

あの著者が、日本を責めるような証言をしているのかと思って上記のサイトを読んだら、そうではありませんでした。彼が責めていたのは日本ではなく、NHKだったのです。
NHKの反日的とも言える姿勢が日台を分断しようとするかのようだとして責めているのです。

―台湾と日本との仲を引き裂こうとしているのだろうか。どうしてもそう見える。台湾へ来たことのない人が番組を見たらどう思うか。
―NHKのバックには中共がいるのだろうか。NHKは中共にブレーンウォッシュされているのだろうか。それとも遠慮しているのか。
―私は記者に対して「怪しからん」と話した。「北京総局を置いているが、その下に台北支局を置いている。それなら台湾総局とするべきだ。日本が本部なら、北京も支局とするべきだ。台湾は中国に属していない」と。だがそれは消された。
―私は番組の中で「喋るのも日本語。台湾語でこう言う演説はできない」と怨み言を言ったが、それは中国語が話せないと言うこと。台湾語はもともと文章は書けない言葉。若い人から見ると、私たちは日本語ばかりを話す「かたわ」となってしまう。「かたわ」と言うのは「捨てられた人間」と言うことだ。
―私は話の最後で「都合の悪いところがあればちょん切って」と頼んだ。それは「日本人が不愉快に思うような悪口の部分を切って」と言う意味だったが、逆にそれらばかりを取り上げられた。

母国は日本、祖国は台湾 「母国は日本、祖国は台湾」というタイトルを見ればわかるとおり、この本は、ぜんぜん反日的な内容ではありません。
日本が、(過去の台湾の人たちが経験したような残虐なことをせずに)無血上陸をしたのでほっとしたこと。
日本が統治後に最初にしたのは日本語を教える学校を作ったこと。その際、生徒が集まらないので、少ないけどお金を配って生徒を集めたこと。
日本語を強制されたのではなく、台湾語も禁止されなかったこと。
教師は台湾語を覚えながら、台湾人の生徒は日本語を覚えながら、互いにコミュニケーションをとって少しずつ勉強していったこと。

このあたりの記述は微笑ましくもあるし、台湾の人が親日だという理由がわかるような気もします。

想像していたような残虐な描写はなかったし、日本人であることを恥じるような出来事もほとんど書かれていないと思います。
著者は優秀だったので最終的には日本人と共学の台北帝国大学まで卒業しています。当時の大卒の台湾人の仕事は、医者か弁護士しかないと書いていますが、別に奴隷だったわけでもないのです。
普通の会社員では台湾人は出世できなかった(残念なことですが)ので医者か弁護士くらいしか、能力を生かせるまともな選択肢がなかったということです。
著者は、最終的に医者になりました。

もちろん、きれいごとばかりではありません。日本人として悲しい事実も書かれています。
成績がよければ差別することなく一目置いてくれる教師がいる一方で、「おまえら台湾人はにんにくくさい」と暴言を吐いたり殴ったりする教師もいたといいます。
また、戦時下になると、台湾語の使用を禁止して日本語を話すようにとの指示があったこと(と言っても、監視しているわけでもなければ、それほど厳しいものでもないという印象です)。
台湾人は戦争に駆り出されなかったことも始めて知りました。

日本が戦争に敗れて去ると、その後、蒋介石の国民党がやって来ました。日本語は禁止され、台湾語も禁止され、日本の学校の記念碑や歴史的な建造物などは破壊されたといいます。
蒋介石の国民党は、日本の統治とは比べ物にならないほど無慈悲で残虐だったようです。2.28事件のことなども触れられていて、日本が台湾を見捨てたのではないか、という気持にさえなります。

読み終わったあとで、「すみませんでしたね、そして、ありがとう、これからもよろしくお願いします」と言いたくなる、そんな重みのある本です。
美しい日本語でリアルに描かれた体験と、貴重な真実の証言として、ぜひ多くの日本人に読んでもらいたいものです。

またまた2年ぶりの更新 金融危機の話とバナー追加 ---- 2009/3/26

またまた2年ぶりの更新になってしまいました。

さて、昨年の後半から「金融危機」が表面化し、未だに底が見えない状況が続いています。
もちろん、その影響はこちらの生活も直撃です。
一体、何がどうしてどうなったのか? これからアメリカは、世界は、日本は、一体どこに向かおうとしているのか? 
デリバティブとは? ヘッジファンドとは? CDOとは? CDSとは? 何のことなのか?


日々のニュースを見ていてもわからない金融危機の正体を知りたいときに、おすすめの一冊を紹介します。


大恐慌以後の世界

「大恐慌」以後の世界」(光文社ペーパーバックス)

現在の金融危機を「大恐慌」と呼んで、今後どうなるのかを予測する本。

なぜ、こんな状況になっているのか。いったい何が起きたのか、誰がこんな事態を起こしたのか。

経済・金融に加えて政治的な考察も加えて解説しています。非常にわかりやすい説明です。
著者は、10年前に「ヘッジファンド」を書いた人だというだけに、ヘッジファンドをはじめとする金融界の解説がとてもリアルです。

出版社/著者からの内容紹介
 2008年9月のリーマン・ブラザーズ破綻で始まった世界金融危機で、米ウォール街はほぼ壊滅した。「100年に1度の危機」とアラン・グリーンスパン前FRB議長が言ったように、これは、私たちがもはや過去の時代に戻れないことを意味している。
 これまで、世界を席巻してきた投資銀行、ヘッジファンドは、金融のメインプレーヤーではなくなり、新自由主義、市場原理主義経済は、今後修正を迫られていくだろう。冷戦終結以後、世界唯一のスーパーパワー(超大国)となったアメリカは凋落し、グローバル化も一時的に停滞、期待されるBRICs諸国の成長も止まる可能性がある。となれば、その影響をもっとも受けるのはわが日本国にほかならない。
 はたして、今後、世界はどうなるのか? ドルは崩壊し、米国は世界覇権を失うのだろうか? やがて訪れるに違いない超大国なき世界は、はたしてどんなかたちになるのだろうか? 世界全体がリセッションに陥り、出口が見えない今こそ、将来を正確に予見する必要がある。
 10年前ベストセラー『ヘッジファンド』を書いた日本の未来学の第一人者が、来たるべき世界を予見する。

目次にも気になる見出しが並びます。  

 第1章 世界覇権を失いつつあるアメリカ
 第2章 ドル暴落と通貨の多極化
 第3章 危機は最悪のシナリオで進行する!?
 第4章 誰も止めなかったウォール街の暴走
 第5章 怒れ、市民!彼らはグルだ!
 第6章 石油高騰の裏側で
 第7章 中国経済も崩壊寸前!?
 第8章 インド、ロシアと新冷戦
 第9章 アメリカの逆襲

とにかくおすすめの書。不況は人ごととぼんやりしている人は、覚悟して読むべきです。


話は変わりますが、マニュアルなどの翻訳・ライティングをはじめとして、テクニカルコミュニケーション/ドキュメンテーションで有名な「株式会社 十印」のリンクを追加しました。
最近は、医療関連分野にも力を入れています。マニュアルなどでお困りの方はぜひ!
(株)十印(とおいん)

2年ぶりの更新!!★私が第2章を書いた本が出版されました★ ---- 2007/2/7

本当に久しぶり(2年ぶり)の更新になってしまいました。2005年の前半はドタバタして更新しないまま、忘れもしない2005/10/15にバスにはねられる、という大きな事故にあって、危うく死ぬところでした。

脳挫傷、左眼窩底骨折、急性くも膜下出血、頭蓋骨(左頬骨)陥没骨折、肋骨5本骨折、嗅覚脱失・・・・

こう書くと、信じられないほど恐ろしい症状ですが、奇跡的に助かって、今では匂いも片方の鼻は戻ったので、日常生活も支障ありません。右の鼻の嗅覚だけは、どうやら中枢神経がダメージを受けて損傷したらしく、正しい匂いを感じることはできないようです。でも、左の嗅覚は正常なのです。
とにかく、このような事故でも今こうして「元気」でいられることには、何か「大きな力」に感謝しないではいられません。生かされている、という言葉がふさわしいのだと思います。本当に、心の底から感謝の気持ちがこみ上げてきます。ありがとう―語源である「有難い」という言葉をかみしめてしまいます。


パソコンお助けブックさて、昨年知り合いの紹介で、ひょんなことから市販本の原稿を書くことになりました。初心者用のパソコンの本です。それが、つい最近出版されて書店に並ぶことになりました。

「イチから教えて!パソコンおたすけBOOK」(日本実業出版社。2007/3/1初版)

もっとも、私が書いているのは、第2章の「ワード&エクセル」だけですが、それ以外にもインターネット〜デジカメまで、お役立ち情報が山盛りです。

パソコンの初心者の方は、よかったら、ぜひご購入ください。
それでは、また!

「忘れられない」国、「哀れな」国 ―恥ずかしい日本の人権意識 ---- 2005/1/31

今年に入ってから、日本に住む外国籍・無国籍の人をめぐるニュースと話題が続けて3つほどありました。
そして、そのどれもが、「日本人」であることの意味を問いかける重いものでした。


無国籍1つは、横浜中華街生まれの陳天璽さんの本―「無国籍」
在日の中華民国(台湾)籍の両親の間に生まれた彼女は、約30年もの間「無国籍」として生きてきました(今は日本国籍を取得しています)。
なぜ、無国籍かといえば、1972年の日中国交正常化に伴って日本が中華民国(台湾)と断交したためです。そのとき、在日の中華民国(台湾)籍の人には、3つの選択肢がありました。

  • 中華民国から中華人民共和国に国籍を変更する。
  • 日本に帰化して日本国籍となる。
  • 無国籍となる

彼女の両親は 中華民国(台湾)に愛着があったため、あえて「無国籍」を選んだのだそうです。
国籍が何であれ、私は私だ」と、陳さんは語っていましたが、すごい言葉です。一方で「日本人」とか「XXX人」とか国籍が明確でも、自分が何者かわからない、ということも多いというのに。
しかし、ことは、そう単純ではありません。 日本に生まれ、日本で学び、日本語を話し、納税などの義務を負う。しかしそれでも「日本人」ではないという生き方。これがアメリカであれば、「アメリカで生まれればアメリカ人」というシンプルなルールなのですが、日本の閉鎖的な国籍の考え方に疑問を感じないではいられません。無国籍が、差別されたり不利益をこうむるのは明白です。


クルド人とクルディスタン2つ目は、国連の難民指定を受けて日本に滞在していたクルド人の家族のこと。父親と長男は、国際社会からの非難を浴びるなか、強制送還されてしまいました。そのときの会見で泣き崩れて叫んでいた娘の言葉が忘れられません。しかも、流暢な日本語だったので、なおさらです。
こんな国はどこにもないですよ。日本だけがどうして、こうなんですか? このことは、絶対忘れません!」
絞り出すような彼女の言葉が、耳から離れません。聞いていて、日本人であることが本当に恥ずかしくなりました。
差別され虐げられて離散して困窮しているクルド人の家族を引き裂いた理由とは何でしょう? 日本の法律? 国連の難民指定が間違っている?
強制送還してあとは現地に任せる、という考え方は、臭いものにはフタ的な考え方であり、日本的な「見てみぬ振り」精神そのものに思えます。この事件のことを考えたら、日本が、人権のことでほかの国を非難することなど到底できそうもありません。

3つ目は、在日韓国人二世の都職員 鄭香均さんが、外国籍を理由に管理職試験の受験を拒否したことに対して、これを憲法違反として東京都に損害賠償などを求めた訴訟の上告審の判決です。
26日に下された最高裁の判決では、「憲法の平等原則に違反しない」として、二審の東京高裁判決を破棄したのです。
15人の裁判官のうち、反対意見(=東京都が違憲であるとする違憲)は、わずか2人。

判決では、自治体の公務員採用において国籍で合理的な理由なしに外国人を差別するのは許されないとしました。一方、管理職は公権力を行使することがあり、地方自治体の判断に任せるとしたのです。
判決後の鄭香均さんの会見でも、耳に残る厳しい言葉が発せられました。
哀れな国だ。ほかの国の人に、日本には来るなと言いたい。この国で働くことは、奴隷になることだ。在日韓国人などの歴史的な背景をまったく考慮していない。」
彼女の訴えを聞いて、何ともやり切れない気持ちになりました。
しかも、外国籍と言っても、彼女は日本で生まれ育ったわけで、国籍を除けば日本人と何も変わらないのです。

日本は、日本国内の人権を、もっともっと掘り起こして見直す必要があります。

 --> 赤旗新聞 ―都の在日韓国人管理職受験拒否 最高裁「違憲」判決を破棄
 --> exciteニュース ―国籍条項、26日大法廷判決=都管理職試験の受験拒否
 --> 河北新報ニュース ―最高裁大法廷判決の要旨
 --> クルド人難民二家族を支援する会
 --> 河北新報ニュース― クルド人親子を強制送還 国連の難民認定者で初
 --> Mainichi INTERACTIVE ―クルド人難民強制送還:妻子5人が仮放免

MY OH MY! イチローが歴史になった日 ---- 2004/10/2

イチロー―メジャーへの軌跡(DVD)MY OH MY!
(ワーオ、なんということだ! ― 「MY OH MY!」は、マリナーズ専属名物アナウンサーの口癖。イチローもインタビューで真似をしたことがあります)。

イチローが、ついにやりました。その歴史的な瞬間をテレビで観戦していましたが、さすがに感涙ものでした。アメリカ人記者さえも涙ぐんでいたのですから、日本人が泣くのは当たり前ですね。

ICHIRO―メジャーを震撼させた男(本)イチロー聖地へ(本) 第1打席でシスラーの記録「257」に並んだイチローが、第2打席でもヒットを重ね、通算安打を「258」としてメジャー記録を84年ぶりに更新すると、球場中に鳴り響くイチローコールと鳴り止まないスタンディングオベーション
試合中にもかかわらず、ダグアウトからチームメートが総出で飛び出してきてイチローの頭を叩きます。
相手チームも含めて、セーフコ・フィールド全体がイチローを祝福したのです。帽子を取ってファンに挨拶してから、シスラーの親族にも挨拶するイチロー。―本当に、いいものを見ました。結局、あと2試合を残して、この日は3本の安打を打ち、259本となりました。
年間最多安打だけではありません。この日は、4年通算安打でもメジャー記録を更新しました。また、この日の試合では100得点にも達するなど、まさにイチローデーです。驚いたのは、初回のイチローのヒットから7人が連続ヒットで出塁して、同じイニングの2打席目まで一気に回ったことです。マリナーズのチームがまるでイチローを祝福するように大爆発したのだから、地元のファンにはたまらなかったでしょう。おかげで、見ているこちらも目頭が熱くなりました。

ICHIRO ON ICHIRO(本)マイ・フィールド・オブ・ドリームス イチローとアメリカの物語(本)ところで、シスラーとイチローには意外な共通点があるといいます。二人とも野球選手としては小柄で細身。ピッチャー出身で左打者。そして、守備も抜群で、クール(知的)で優雅な選手だという点も同じです。さらに、シスラーが亡くなった年に、イチローは生まれています
これはもう運命的なものを感じないではいられません。そう言えば、シスラーとイチローという名前の響きも似ています。もしかして、シスラーが自分の記録を塗り替えるために、生まれ変わってきたのかも!

イチローUSA語録(本)メジャー・リーグ・ベースボール ライジング・サン-輝ける日本人プレイヤー達(DVD)さて、イチローは、バットで数々の記録を塗り替えただけではなく、その守備や走塁もすばらしい。その守備に敬意を表して、彼の守備ゾーン(=ライト)は「エリア51」と呼ばれているほどです。こうしてみると、たしかに天才・野球の申し子ですが、人知れぬ努力は、それはすさまじいものだと思います。お酒は飲まず、小さい活字は目を悪くするから読まないとか。
努力を続ける能力を天才と呼ぶなら、自分は天才だ。そんなイチローの主張には、深いメッセージがあります。その努力と一途な姿勢があるからこそ、あれだけの結果と、祝福があるのだなーとしみじみ。
とにかく、おめでとう。


 --> NIKKEI NET 米大リーグMLBスタジアム
 --> イチローコーナー ―MLBスタジアム
 --> MAJORJP ―イチロー プロフィール
 --> MAJORJP
 --> Mainichi INTERACTIVE ―イチロー
 --> MY OH MY シアトル・マリナーズ応援サイト

東京で10年ぶりの変り種銭湯 ---- 2004/4/18

5人の日本人が無事に戻ってきましたが、いよいよ混迷を極めるイラク。出口の見えない泥沼状況の中、アメリカがようやく国連に歩み寄りつつあるようです。イラクのファルージャでの虐殺が早期に解決して、イラク全土に本当の自由と平和が訪れることを祈ります。

銭湯読本―The New life with SENTOさて、日本国内に目を向けると、相も変わらず平和そのものです。平和であることは、決して悪いことではありません。その平和に感謝しながら、日々を楽しみたいものです。

そんな日本の平和を象徴するかのような独自文化の1つといえば、温泉、銭湯、健康ランド―「風呂」ではないでしょうか。

地方では日本全国に数え切れないほどの温泉がありますが、東京では、江戸時代から「銭湯」文化が花開いていました。
今でも都内には多くの銭湯がありますが、しかし、その数も減少の一途だそうで残念なことです。その一方で、後楽園のスパ・ラクーア豊島園の庭の湯など、大型の温泉設備が相次いで作られて、人気スポッとしてにぎわっています。
銭湯の謎そんな中、東京都内に10年ぶりに銭湯が作られました。「神田アクアハウス江戸遊」という立派な名前から設備に期待が高まりますが、それもそのはず、千代田区が出資して専門業者に経営を委託することで、銭湯を超えた設備を実現しています。
サウナ、人口温泉、食事どころや座敷の休憩所など、スーパー銭湯に近い設備を備えながら、銭湯料金なのです。
JRの御茶ノ水から歩いて5分ほど、神田や秋葉原からも歩いていける場所です。ちょっとした温泉気分を味わいながら、ゆったりとくつろぎのひと時が楽しめます。家庭の風呂よりも、銭湯のほうが、アルファ波が多くなるという実験結果があるそうですが、それを実感できます。一度は足を運んでみることをお勧めします。 


 --> 秋葉原に最も近い銭湯 神田アクアハウス江戸遊のレポート
 --> asahi.com: オフタイム 〜 都内で10年ぶりに新銭湯オープン 千代田・神田淡路町
 --> A@REPORT 〜 神田アクアハウス江戸遊プレオープンレポート
 --> NIKKEI NET:  NET EYE 5 プロの視点 〜 銭湯復活の条件
 --> 銭湯の歴史 〜 東京都公衆浴場組合オフィシャルサイト
 --> 東京都公衆浴場組合 〜 オフィシャルサイト

ロスト・イン・トランスレーション 〜 ロスト・イン・ジャパン ---- 2004/3/15

ロスト・イン・トランスレーション(DVD)「ラスト・サムライ」の渡辺謙と「たそがれ清兵衛」―惜しくも、アカデミー賞の受賞を逃しました。

それにしても、ハリウッドでは、昨年から今年にかけて日本が脚光を浴びているようです。アカデミー賞の「オリジナル脚本賞」を受賞した「ロスト・イン・トランスレーション」も、日本=東京を舞台にした映画です。日本での公開は、ゴールデンウィークの頃です。

タイトルは「翻訳で失われたもの」という意味ですが、この映画では、日本語については翻訳=字幕を使っていないといいます。翻訳をしないわけなので、翻訳で失われるものは、たしかにありません。日本語のわからない外国人にとっては、ちんぷんかんぷんな日本語の洪水の中で、コミュニケーションの不成立、異国での不安、エキゾチックな高揚感、不思議な浮遊感など、異邦人ならではの感覚が一層高まるに違いありません。「翻訳で失われてしまうもの」とは、この独特の感覚のことなのでしょうか? 外国人にとっては、主人公への感情移入が、よりスムーズになるでしょう。

たそがれ清兵衛(DVD)一方、この映画に描かれる現代日本の風景と、「ラスト・サムライ」や「たそがれ清兵衛」に描かれた伝統的な精神世界とのギャップを、どのように捕らえればいいでしょうか。もしかしたら、日本人が失ってしまったかもしれない何か―「ロスト・イン・ジャパン」座頭市(DVD)が、この映画の中に見えるかもしれません。


「ロスト・イン・トランスレーション」―ここには、どのような日本が描かれているのか、今から楽しみです。

 --> Lost in Translation 〜 オフィシャルサイト
 --> eiga.com 〜 小西未来の FROM HOLLYWOOD CAFE
 --> 「ロスト・イン・トランスレーション」作品紹介 〜 CINEMA TOPICS ONLINE
 --> 第26回日本アカデミー賞 優秀作品賞「たそがれ清兵衛」 〜 公式サイト
 --> ラストサムライ 〜 オフィシャルサイト

「GNC」=日本発の文化パワー 〜 サムライで幕開け ---- 2004/1/29

たそがれ清兵衛(DVD)久しぶりの更新になってしまいました。

さて、「ラスト・サムライ」の渡辺謙第76回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。
たしかに、それも当然のすさまじい存在感と演技力。観る者を釘付けにして、トム・クルーズよりも目だっていました。納得の選出と言えそうですね。(もっとも、トム・クルーズ主演映画としては、アメリカ本国での興業成績は今一つだとか・・・・)
一方、外国語映画賞には、「たそがれ清兵衛」がノミネートされています。「たそがれ清兵衛」は、もし受賞すれば日本アカデミー賞に続いてダブルの受賞になります。

こうして見ると、昨年の暮れの「座頭市」から「ラストサムライ」まで、日本伝統の時代劇が脚光を浴びる年明けとなっています。メジャーリーグのダブル松井の活躍が期待される中、ゲーム、アニメなどのポップカルチャーに加えて、伝統的な日本文化が世界の中でこのように認められることは、とても喜ばしいことです。 

 --> 第26回日本アカデミー賞 優秀作品賞「たそがれ清兵衛」 〜 公式サイト
 --> 山田監督が会見「大きなサプライズ」 〜GOOニュース
 --> 渡辺謙がアカデミー賞ノミネート 〜GOOニュース
 --> アカデミー賞専門サイト OSCAR PLANET
 --> ラストサムライ 〜 オフィシャルサイト


ところで、GNC (Gross National Cool)というのをご存知でしょうか? GNPは経済力の指標ですが、GNC文化的な「カッコよさ」の指標です(「Cool」は、そう、「かっこいい」という意味です)。 GDPが、量的な尺度だとすれば、GNCは質的な尺度とも言えそうです。

GNCは、ほかの国の文化や生活スタイル、価値観などに与える影響力を表すもので、一種の「ソフトパワー」です。この視点からは、日本は、経済力(GDP)は落ち目ですが、GNCでは大国になりつつある、というのです。「失われた10年」と呼ばれる不況の始まりと重なるように、ちょうど10年ほど前から、この日本のGNCが伸び始めているといいます。
このことは、―ドイツでもアニメが人気だとの話を昨年のコラムに書きましたが、―アジアを中心にファッションやライフスタイルをリードするような影響力を持っていることを意味しているのです。東京発のさまざまな文化や流行が、ほかの国の文化や流行に影響を与えているのです。そして、世界を席巻しているハリウッドがビジネスとしても大きいように、ソフトパワーは、無視できないパワーだと言われています。現に、ハリウッド発の「マトリックス」は、日本のアニメが題材になっています。

日本文化が、その伝統的な面でも、ますます世界に認められる年となればすばらしいことです。


 --> 日本のソフトパワー Gross National Cool
 --> PPP - JAPA ポップカルチャー政策プロジェクト

マーラー「巨人」―SACDレビュー 〜 最高の演奏と音 ---- 2003/11/9

前回まで、ユニバーサルプレイヤーに関連してDVDオーディオとSACD(スーパーオーディオCD)について書いてきました。
さて、肝心の音ですが、実際にSACDを何枚か聴いてみました(DVDオーディオについては再生環境がないため、まだ聴いたことはありません)。
今回は、その中でも特に音と演奏がすばらしかったマーラー「巨人」のSACDを紹介します。


パニックルーム(DVD) マーラー 交響曲1番 巨人 (AVIE)
MICHAEL TILSON THOMAS指揮 サンフランシスコ交響楽団
2001年9月録音(DSDレコーディング)
SACD/CDハイブリッド、2CH/マルチチャンネル
■試聴機器■
SCD-XA777ES (SONY)
P-450 (ACCUPHASE)
Nautilus 803 (B&W )

SACDと言っても、「DSDレコーディング」「DSDミキシング」「DSDマスタリング」と、さまざまな種類があります。
今回のMICHAEL TILSON THOMAS指揮/サンフランシスコ交響楽団の「マーラー 交響曲1番 巨人」(AVIE)は、SACD本来のフォーマットであるDSDでレコーディングされています。つまり、録音時の情報が、ほぼそのまま、SACDに記録されていることになります。
このSACDはハイブリッド版ですので、通常のCDとしても再生することができます。また、ステレオ(2CH)再生のほかに、マルチチャンネルで聴くこともできます。
今回は、SACDのステレオ(2チャンネル)でのみ試聴しました。また、CD層との比較試聴はしていません。

さて、マーラーの音楽は、大編成のものが多く楽器の種類も豊富ですから、感動を味わうには、高いグレードの再生装置が要求されます。逆に言えば、ラジカセやミニコンなどの装置では、その音楽の本当の姿は理解できないと思います。
小さな音がなぜ小さいのか、大きな音がなぜ大きいのか、複雑な強弱や陰影が再現されないと、成立しない類の音楽だからです。

それだけに、SACDではどのように再現されるのか、とても興味深く聴きました。
感想を一言で言うと、大げさではなく、今までにCDでは聴いたことがない音です。とにかく自然で細やかで見通しがよいのです。強弱や陰影がきめ細かく再現され、しかも、驚くほどダイナミックです。

特に、第一楽章の聴こえるか聴こえないかの微小レベルの音が、ほんとうに微かに再現されるのですが、それがとても聴き取りやすいのです。トライアングルや弦を、ほんの微かに触わっているような音さえ、くっきりと聞こえます。さまざまな微かな音が、あちこちで重なったり交互に出たりして絡み合う様子が手に取るようにわかります。圧倒的な情報量です。

それだけにまた、しだいに盛り上がっていくところの緊張感がものすごく、トゥッティーでは、一気にエネルギーを開放する醍醐味がストレートに伝わります。小さな音と大きな音の差(ダイナミックレンジ)が圧倒的に大きいことがわかります。また、トゥッティーは、単にダイナミックなだけではありません。楽器のエネルギーが豊かに溶け合いながら、スパーンと爆発するように駆け抜けて、しかも細部まで晴れやかに見渡せます。

演奏のすばらしさが、十分すぎるほど伝わってきます。思わず、緊張して息を呑みながら聴き入ってしまいました。これまでオーディオ(CD)の演奏で、これほど第一楽章に緊張感を覚えたり感動したことはありません。
私が知っている従来のマーラーの録音で、これほどオーケストラのエネルギーを再現できたものはありません。

SACDのこの音の感じは、誰でもわかるほどだと思います。SACDを聴いたあとでは、CDが加工されてデフォルメされた音だったとわかるほどに、SACDは自然でクリアでダイナミックなのです。その結果、トゥッティーでは音の洪水に安心して浸ることができます。
わかりやすく言えば、CDではクライマックスで「うるさい」とか「つまってる」と感じていたのが、「すごい」と素直に感動することができます。


このSACD/CDハイブリッド版は、自信を持って推薦できる1枚です。
元の録音のすばらしさは、CDプレーヤーでもある程度は再現できると思います。SACDプレーヤーやユニバーサル・プレーヤーを買ってから、改めてSACDとして聴いてもいいのです。そして、なんと言っても、演奏が本当にすばらしいのです。
ぜひ、聴いてみてください。

 --> 「マーラー 交響曲1番 巨人」SACD (AVIE) 〜 アマゾン
 --> スーパーオーディオCD 公式サイト
 --> SACDソフト情報 〜 スーパーオーディオCD
 --> SACDソフトカタログ 〜 Phile web(ファイル・ウェブ)―音元出版
 --> SACDのディスク  〜 アマゾン

ユニバーサル・プレーヤー 〜 SACDとDVDオーディオ(その2) ---- 2003/11/3

パイオニアから定価29800円のユニバーサル・プレーヤーが発売されたことを受けて、前回はDVDオーディオについて書きました。今回は、SACDについてです。


その前に、CDとPCM方式について、もう一度、前回のおさらいをしておきます。
CD (CD-DA)DVD(ビデオ/オーディオ)も、PCM (Pulse Code Modulation) と呼ばれる方式で音楽信号を記録しています。これはサンプリング(標本化)で音楽の時間軸を分割して切り取り、量子化ビットで信号の大小を記録していくものです。
CDは、44.1kHz/16ビットと決まっています。このフォーマットでは、高域再生限界周波数は20,000Hz、ダイナミックレンジ(音の大小)は96dBになります。20,000Hz以上は聴こえないから関係ないという意見もあります。しかし、超高域をカットすることによる可聴帯域内での歪の発生や波形の乱れなどが指摘されています。また、オーケストラのダイナミックレンジは 110dBですから、そのままではCD(96dB)に記録することはできません。リミッターやコンプレッサーで音を圧縮したり制限をすることが必要になります。このように、CDには、さまざまな制約があるのです。そこで、このCDの制限を超えようとするPCMの記録方式が、DVDオーディオです。―と、ここまでが前回のコラムの内容でした。

ところで、CDは44.1kHz/16bitなのに、「96kHz/24bit」などを謳っているCDプレーヤーがあります。これは、どういうことでしょうか? 実は、最近のCDプレーヤーでは、読み取ったデジタルデータをアップサンプリングして補完してからアナログに変換するというケースが多くなっているのです。その目的は、CD化の際に失われたデータ(20,000Hz以上の高域やダイナミックレンジなど)を補完して、よりよい音でCDを再生するためです。しかし、ここで注意しなければいけないのは、元々ないデータを補うわけなので、それはあくまで推測に基づくもので、オリジナルに近似であるという保証はないということです。しかし、CDの音がよくなってきた、と言われる背景には、DAC(デジタル・アナログ・コンバータ)の進化と合わせて、このようなデジタルデータの加工・補完の技術が大きく影響しています。

SACD(スーパーオーディオCD)とDSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)
一方、SACD(スーパーオーディオCD)は、DSD (ダイレクト・ストリーム・デジタル) と呼ばれる方式で音楽信号を記録します。DSDは、CDを開発したSONYとPHILLIPSが開発したもので、CD-AやDVD-V/AのPCMとは全く違う考え方です(DVD-V/Aのほうが、CDの延長線上の考え方なのです)。

DSDは、音楽信号の大小を、1秒間に2.822MHzの高速処理で1ビットのデジタル信号に変換して、データ(1ビットデータ)の濃淡として記録(パルス波形密度)します。(音の大きい部分=密度が高い部分は、「1」が密に並びます。)密度の変化を濃淡として表現する考え方は、疎密波としての音波の性格に近いと言われています。また、このシンプルな考え方と同様に、「アナログ(録音時音楽信号)⇒デジタル(DSDデータ)⇒アナログ(再生時音楽信号)」の処理も、CDなどのPCMよりも、ずっとシンプルです。上に書いたように、CDは制作時に情報を切り捨て、再生時にはさまざまな処理でデジタル信号・アナログ信号を加工処理します。特に最近では、これらの処理がより複雑になっているようですが、DSDでは、このような複雑な処理をする必要がありません。
このDSD方式で記録すると、高域の上限は100000Hz以上まで(理論値)になります。また、ダイナミックレンジは、120dB以上となります。これが意味するものは、オーケストラの音 ― 低音から高音までのさまざまな周波数の音、ピアニシモからフォルテシモまでの音 ― を、ほとんど、そのまま記録できるということです。また、DSDのメリットとしては、PCMにダウン出力することが容易だということもあります。これまでのアナログマスターに代わって、DSDでレコーディングしたデータをマスター音源とすれば、CDやDVD(音声)の制作が容易になるのです。そして、そのDSDマスターと同じ内容がSACDにも記録されることになります!

このようにSACDでも、最高で100kHz以上の高域と120dB以上のダイナミックレンジにより、DVDオーディオと互角のスペックを誇ります。また、マルチチャンネルに対応している点も、DVDオーディオと同様です。
音質以外の点での違いとしては、SACDは、音声のみを扱うため映像系の機器は必要ありません。また、ハイブリッド・ディスク(CDプレーヤーでもCD層のCDデータを再生できる)により、CDとの互換性を確保しています。
一方、DVDオーディオは、メニューなどを操作するときに、テレビなどの画面にメニューを表示します。つまり、プレーヤーは、テレビなどの映像機器につなぐ必要があります。また、CDとの互換性はありません。

さて、どちらの規格が主流になるのでしょうか? これは、けっこう微妙です。
DVDやホームシアター機器の普及を考えると、マルチチャンネルで再生する層は、DVDオーディオを選びそうな気がします。一方、CDなどで音楽を楽しむ層は、ハイブリッド・ディスクなども含めてSACDに移行するようにも思います。
安いユニバーサル・プレーヤーの登場によって、環境は整いつつあります。あとは、ソフト次第ですね。現時点では、SACDがソフトの数で、ややリードしています。


さて、ここまで規格の話を書いてきましたが、肝心の音はどうでしょうか。SACDについては、次回以降にレビューを書いてみることにします!

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 --> SACDソフト情報 〜 スーパーオーディオCD
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 --> SACDソフトカタログ 〜 Phile web(ファイル・ウェブ)―音元出版
 --> CD/DVD-Audio/SACD比較表 〜 DVD Access
 --> 「SACD」の検索結果  〜 アマゾン
 --> SACDのディスク  〜 アマゾン

ユニバーサル・プレーヤー 〜 SACDとDVDオーディオ(その1) ---- 2003/10/28

パイオニアから30,000円を切る価格―定価29800円のユニバーサル・プレーヤーが発売されました。
最近、各社からユニバーサル・プレーヤーの高級機、中級機が多数発売されています。高いものは100万以上、安いもので70,000円弱の値段だったのですが、ここにきて一気に30,000円以下まで落ちてしまったというのは驚きです。
さて、ユニバーサル・プレーヤーがどのような機械かご存知の方もいるでしょうが、聞いたことのない方が大多数でしょう。
ユニバーサル(=世界共通の、普遍的な)と言っても、世界中どこでも使えるわけではありません。現行のすべての12cmメディア(ディスク)を再生できるという意味で、ユニバーサル・プレーヤーと呼びます。以下の12cmメディアが再生できます。

  • CD
  • DVDビデオ
  • DVDオーディオ
  • スーパー・オーディオCD

これらすべてを再生できて、30,000円以下(実売だと25,000円以下)ということなので、ちょっとしたニュースです。

ところで、DVDオーディオとか、SACDって何でしょうか? これは、しばらく前まで、(現行CDに対して)「次世代オーディオ」と呼ばれていた2つの規格なのです。
今ではすっかり市民権を得ているDVDですが、一般にDVDと呼んでいるものは、正確には「DVDビデオ」のことです。これに対して、DVDの規格を使ってハイスペックな音声だけに特化したのが「DVDオーディオ」です(一部静止画やビデオを含むものもあります)。
一方、CDやDVDビデオ/オーディオとは異なる記録方式(DSD)で記録して再生しようというのがSACDです。

CD(CD-DA)とDVDオーディオ
少し詳しく説明すると、CD(CD-DA=CDデジタルオーディオ)では、サンプリング周波数=44.1kHz、量子化ビット数=16ビットで音声データを処理します。これは、1秒間の音を44100に分割して、それぞれの瞬間の音の大きさを16ビットの段階で表すということです。この仕様では、20000Hz(1秒間に20000回振幅する周波数)の音までしか記録できません。人間の耳には20000Hzまでしか聞こえないと言われているので、当初はこれで十分ということで決められました。実際には、正弦波では17000Hzくらいしか聴き取れないはずです。その一方で、バイオリンなどの楽器の倍音は、レベルは低いですが、20000Hz以上まで伸びていると言われています。(楽器の音など、自然界の音には、基本となる音の周波数に対して倍倍・・・の周波数が含まれます。この倍音が、楽器独自の音色を作っているのです)
さて、CDの音が20000Hzまでということは、サンプリング周波数が44000であるということからきています。周波数(Hz)というのは、1秒間に何回振幅するかということです。振幅には山と谷があるわけなので、1秒間を44000で分割した場合には、44000の半分の振幅しか記録できない、ということになってしまうのです。また、音の波形(振幅の形)は複雑なものですが、サンプリング周波数が44000の場合の上限20000Hzは、倍音を含む複雑な波形をどれだけ再現できるか、という疑問も残ります。
これに対して、DVDの大容量を利用して、サンプリング周波数と量子化ビット数を上げて記録しようとするものが、DVDオーディオです。最高で、192kHz/24ビット/2ch、96kHz/24ビット/6chを実現することができます。つまり、1秒間の音をより細かく切って(サンプリング周波数)、音の大小もより大きい数値に当てはめよう(量子化ビット数)ということです。ちなみに、192kHz/24ビットの情報量は、現行CDの1000倍以上になります!

このようにDVDオーディオでは、サンプリング周波数と量子化ビット数をアップすることで、具体的には、高域をより伸ばすことができ(最高で96kHz)、音の大小(ダイナミックレンジ)も、より正確に表すことができます(最高で144dB)。これについては、一般に超高域の伸びばかりが話題となっていますが、むしろ、可聴帯域において、よりなめらかな、または複雑な波形を正確に再現できるだろう、ということがポイントだと思います。

DVDビデオの購入を考えている方は、この機会にユニバーサル・プレーヤーやDVDビデオ/オーディオ対応機種を考えてみてはどうでしょうか?


長くなりましたので、SACDについては次回!!

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パニック・ルーム 〜 ジョディー・フォスターのこと ---- 2003/10/14

パニックルーム(DVD)2002年に公開されたジョディー・フォスター主演のサスペンス映画です。

実は、私はジョディー・フォスターのファンなのです。ところが、この映画のことは、すっかり忘れていたため、遅ればせながらの観賞となりました。


パニック・ルームというのは、緊急避難部屋のこと。
離婚したメグ(ジョディー・フォスター)と11歳の娘サラが、ニューヨークのマンハッタンの豪邸に引っ越してきた。以前は資産家の老人が住んでいたというその家には、強盗が来ても安全なパニック・ルームが用意されていたのだった。
無用の長物と思われたパニック・ルームだったが、引越しの当日、母娘は予期せぬ訪問者に見舞われてパニック・ルームに逃げ込むことになる。・・・・・・・・


―このように、とてもシンプルなストーリーの映画です。舞台は、母娘が引っ越して来た家。そして、登場人物も6人だけです。これといったひねりや意外な結末もありません。それだけに、不思議なリアリティーがあります。私は最後まで、画面に引き付けられてしまいました。全編ダークなトーンの映像ですが、巧みなカメラワークと、ジョディー・フォスターのアップの表情、そして登場人物の丁寧な描写が、この映画に命を吹き込んでいます。これだけのシンプルなストーリーでも飽きさせないのは、なかなかです。もっとも、私はジョディー・フォスターが好きなので、かなりひいき目に見ているかもしれません。それだけ、ジョディー・フォスターの魅力が出ている映画です。ちなみに、この映画の主役は、当初ニコール・キッドマンの予定でしたが、都合によってジョディー・フォスターに変わったのだそうです。・・・

告発の行方(DVD)ところで、ジョディー・フォスターといえば、「羊たちの沈黙」や「告発の行方」など、素晴らしい主演作があります。
もちろん、これらの映画も大好きですが、個人的に一番好きな映画は、実は「ハートに火をつけて」だったりします。
殺しの現場を目撃してしまったために、デニス・ホッパー演じる殺し屋に追われる美しく強い孤独な女性の役をジョディー・フォスターが演じています。人によっては、くだらない映画の部類に入りそうな映画です。しかし、これは、間違いなく彼女のために作られた映画ですね。音楽と映像も美しく、なんというか、哀愁さえ感じるほどの美しさです。そして、そんな彼女に惹かれていくデニス・ホッパーが、適役です!
ということで、いろいろと書きましたが、「パニック・ルーム」は、映画としてもすばらしいし、これもまた、結果的にはジョディー・フォスターのために作られた映画の1つだと思います。おすすめ。
そして、ジョディー・フォスターファンには、「ハートに火をつけて」も、おすすめします。(DVDが出ていないのが残念!)


 --> パニック・ルーム(DVD) 〜 アマゾン
 --> パニック・ルーム(DVD―SUPERBIT) 〜 アマゾン
 --> パニック・ルーム ヴィレッジブックス(本) 〜 アマゾン
 --> パニック・ルーム 作品紹介 〜 DVD映画ポータル
 --> パニック・ルーム 〜 Cinema channel
 --> ハートに火をつけて(VHSビデオ)  〜 アマゾン

アボリジニ混血少女の感動実話 〜 裸足の1500マイル ---- 2003/10/6

裸足の1500マイル(DVD)今年の春、ほんの一部の映画館で公開されたオーストラリア映画です。―そのビデオとDVDが発売されました。

舞台は今から70年前、1930年代初頭のオーストラリアです。当時、アボリジニ(オーストラリアの先住民族)の隔離政策を取っていたオーストラリア政府は、アボリジニと白人の混血の子供を家族から引き離し、白人社会に適応させるために英語やキリスト教などの白人文化を押し付けて教育していたのです。
オーストラリアと言えば、1901年の連邦政府結成以来、70年に渡った「白豪主義」が有名です。1970年以降になって、異文化・異民族を尊重する「多文化主義」を標榜して移民政策へと転換していきますが、この映画の舞台となった1930年代は、白豪主義の真っ最中ということになります。

裸足の1500マイル(和書)映画は、母親から引き離されて連れ去られた少女が、施設から逃げ出して1500マイルの道のりを戻るまでの過程を描きます。
1マイルは1.6キロなので、1500マイルは、何と2400キロです! この距離を90日間で歩いたということなので、一日あたりは約26キロになります。
気の遠くなるような距離ですが、驚いたことに、これは実話です。「母親のところに帰りたい」という強い気持ちが支えになったのでしょう。少女の強い想いと親子の絆が、観る者の心を捉えて放しません。
原作は、その少女の娘が書いた「rabbit-proof fence」です。rabbit-proof fence―つまり、ウサギよけのフェンスです。このフェンスが、彼女と母親を結びつける目印であり、母子の絆の象徴にもなっています。この辺の詳細は、実際に映画をご覧になってください。

裸足の1500マイル 原著(英書)映画の最後には、映画のモデルとなった2人の女性も登場して、事実の重みがひしひしと伝わってきます。その後も、何度か施設に送られたり大変な苦労をしてきたようです。
人種問題、マイノリティ、アイデンティティ、文化の価値、民族尊厳、母子の愛情と絆―そんな人類の永遠のテーマが描かれたすばらしい映画です。久々に、ちょっと泣ける映画です。

ちなみに、アボリジニは、色が黒いですが黒人種ではありません。人類のアフリカ単一起源説では説明できない独自の人種だとの意見もあるようです。
そんな、先住民族のアボリジニも、1962年には選挙権が与えられました。1970年代以降は、多文化主義の中、オーストラリアの国民として民族の誇りと尊厳を持ち続けています。


 --> 裸足の1500マイル 〜 GAGA Communications
 --> 裸足の1500マイル RABBIT-PROOF FENCE 〜 Cinema Flip!
 --> 裸足の1500マイル RABBIT-PROOF FENCE 〜 -CINEMA TOPICS ONLINE @nifty CINEMA
 --> 裸足の1500マイル (DVD) 〜 アマゾン
 --> 裸足の1500マイル リミテッド・エディション (限定生産2枚組 DVD) 〜 アマゾン
 --> 裸足の1500マイル (和書:日本語訳)  ドリス ピルキングトン (著)  〜 アマゾン
 --> Rabbit-Proof Fence (英書:原作) Doris Pilkington (著)  〜 アマゾン
 --> 「アボリジニの人々」 〜 jinken.net
 --> アボリジニ 進化の鍵を握る人々 〜 New Carthago City
 --> 多様なオーストラリア人 〜 Australia.com - 在日オーストラリア政府のウェブサイト -

8 Mile 〜 エミネム(EMINEM)主演のラップ・バトル映画 ---- 2003/9/29

8 Mile (DVD)第75回アカデミー賞の「オリジナル歌曲(主題歌)賞」 に、映画「8 Mile」からエミネムの「Lose Yourself」が選ばれました。
「8 Mile」主演のエミネムは、1999年にデビューした有名な白人のラッパー。この映画のストーリーは、彼の自伝的な内容となっています。
ラップのファンはもちろんですが、ラップに興味のない人でも十分に楽しめる中身の濃い映画となっています。ただし、アメリカの陰の部分―貧困、退廃、暴力、倦怠などなどがリアルに描かれているため、全編に流れるラップも含めて、好き嫌いが分かれそうです。

8 Mile オリジナル・サウンドトラック(CD)ちなみに、私は、このような退廃的なトーンの映画はけっこう好きです。
退廃的と言いましたが、その退廃的な環境から抜け出して8 Mileの先を目指すという主人公の情熱と目的が、青春映画らしい輝きとほろ苦さとともに描かれています。決して暗いだけの映画ではありません。


スリム・シェイディ (CD)「8マイル(mile)」というタイトルは、ミシガン州のデトロイトに実在する通りの名前です。この8マイルロードは、デトロイトの境界線であると同時に、通りの北側に住む白人の中産階級と、南側のデトロイトの貧しい黒人社会とを分かつ象徴的な境界線にもなっています。
映画の舞台は、廃れたデトロイトの街にあるヒップホップ・クラブ。このクラブでは、毎週、ラップ・バトルが催されています。ラップ・バトルというのは、1対1でラップの腕(リズム、言葉、内容など)を競うもので、そこに集まるのは、黒人がほとんどです。その中にあって、ラップの才能を開花させられず、チャンスをつかもうともがいている主人公の白人ラビットことジミー(エミネム)が主人公です。
映画の冒頭、バトルに挑戦しながら声を出せずに打ちひしがれるラビットの姿。そのラビットの悲惨な家庭環境。黒人の仲間に友情を感じながら、自分の道を見つけられない焦燥。ともすれば、無意味になりそうな日々。無気力と裏腹の情熱。そのような閉塞感の中から爆発するラップのリズム。これらが、渦巻く閉塞感とともに描かれていきます。そして、クライマックスは、ここから抜け出したいという想いとともに、再びラップ・バトルへと向かうラビットの戦いです。


マーシャル・マザーズ (CD)ザ・エミネム・ショー (CD)ラップ・バトルが示すように、この映画のテーマは、「バトル」だと思いました。
自分との戦い。環境との戦い。焦燥や怠惰や絶望との戦い。差別との戦い。理不尽・不条理との戦い。チャンスをつかむ戦い。
そして、何と言っても、ぼんやりとしていると無意味になってしまう人生に、「意味」を見つけるバトルです。ちょうど、ラップが、選んだ言葉を組み合わせて、リズムに意味を吹き込んでいく作業であるように。
最後に流れるテーマ曲が感動的です。

ところで、母親役のキム・ベイシンガーが、相変わらずの存在感で、なかなか素敵でした。
蛇足ですが、実際のエミネムの母親は、息子のエミネムを訴えたことがあります。映画よりも、すごい!

 --> 8 Mile 〜 ユニバーサル映画公式サイト
 --> 8 Mile 〜 goo映画
 --> YAHOO! News - エミネム -
 --> 8 Mile (DVD) 〜 アマゾン
 --> 8 Mile オリジナル・サウンドトラック (CD) 〜 アマゾン
 --> 8 Mile [LIMITED EDITION] (CD) 〜 アマゾン
 --> ザ・エミネム・ショー (CD) 〜 アマゾン
 --> スリム・シェイディ (CD) 〜 アマゾン
 --> マーシャル・マザーズ (CD) 〜 アマゾン
 --> www.eminem.com 〜 エミネム公式サイト
 --> エミネム(Eminem)  〜 ユニバーサルミュージック

レッド・ドラゴン 〜 レクター3部作の第1章 ---- 2003/9/24

レッド・ドラゴン(DVD)2月に公開されたばかりのユニバーサル映画「レッド・ドラゴン」のDVDが、早くも発売されました。
レッド・ドラゴンは、「羊たちの沈黙」「ハンニバル」と並び、アメリカの作家トーマス・ハリスの傑作サイコ・サスペンス・シリーズ ― 「レクター3部作」の1つです。映画ではレクターシリーズの3作目となりましたが、小説では1作目、レクターが登場する最初の作品です。羊たちの沈黙以前の話です。
「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」が、女性捜査官のクラリスとレクターとの不思議な関係を軸に描いていたのに対して、レッド・ドラゴンは、レクターを逮捕することになったFBI捜査官のグレアム(グラハム)とレクターとの関係を、猟奇殺人を軸に描いています。いずれの作品も、主役はレクター(アンソニー・ホプキンス)です。(ちなみに、「羊たちの沈黙」でクラリスの上司だったクロフォードは、「レッド・ドラゴン」にも出ています。しかし、俳優のタイプも異なり、正反対とも言える描写になっていると思いました。こちらのクロフォードのほうが、人間的に見えます。)
さて、「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」は映画館で観たのですが、今回はDVDでの鑑賞です。


ハンニバル スペシャルプライス版(DVD) 舞台は1980年。レクターがクラシックのコンサートを鑑賞しているシーンから始まります。舞台を見つめるレクターの目が怪しく光ります。思わず、ぞくっときます。コンサート後のパーティーで、レクターが皆に料理を振舞うシーンでは、料理の中身を想像して気分が悪くなります。
さて、パーティーが終わったレクターを、FBI捜査官のグレアムが訪ねてきます。レクターに犯罪心理学の視点から捜査の協力を依頼していたのです。そこでグレアムは、現在捜査中の事件について核心に迫る意見を口にします。しかも、その時点では、それが何を意味するかを知らないまま・・・・

犯人は、被害者の肉を保存してはいない。食べてしまったのだ

この瞬間、観ている私たちには、強烈な恐怖が迫ってきます。ハンニバル・カンニバル(人食いハンニバル)と呼ばれるレクターとグレアムとの対決の行方は?・・・・・。


それから、さらに数年後、FBIを引退していたグレアムを上司のクロフォードが訪ねてきます。新しい事件に、彼の想像力が必要だというのです。しかたなく依頼を引き受けて、「噛み付き魔」と呼ばれる異常な殺人犯の行方を追うグレアムでしたが、いつしか事件の中心へと引き込まれて行きます。
しかも、ついに、ボルティモア州立病院にいるレクターを訪ねることになったのでした。
グレアムに「協力する代償は何か」と問うレクター。
グレアムは答えます。

犯人より頭がいいこことを証明する喜びが得られる
「・・・私を逮捕した君が私より頭がいいと?」
「とんでもない。ただ、あなたには不利な点が・・・」
「それは何だね?」
あなたは狂人だ
一瞬、凍りつくような空気が流れるシーンです。

さらに、次に会ったときにレクターが言います。
「私を捕まえられたのは、君と私が似通ってるからだ。」

ぎょっとするグレアムに、レクターは続けます。

「想像力がなければ、君も私も、世の中のマヌケどもと同じ。だが、想像力の代償が恐怖なのだ

羊たちの沈黙〈特別編〉 (DVD)想像力の代償が恐怖―このセリフが、レクター3部作を読んだり観たりするときの恐怖の本質を言い表していると思います。派手な仕掛けや、どぎついスプラッタシーンはありませんが、それだけに、観る(読む)者の想像力が豊かであればあるほど、じわじわと重苦しい恐怖感が増すのです。
もちろん、観客が感情移入するのはグレアムであり、クラリスであって、レクターではありません。観客は、同時にまた、グレアムやクラリスを通じて、犯人の異常心理ともシンクロすることにもなります。しかし、レクターは狂気さえ超越するほどの狂気と頭脳を持っているために、感情移入することはできず、決して理解できない不可解な暗闇が、一層理不尽な恐怖となって迫るのです。

ところで、このDVDの映像と音は、なかなかです。ダークで陰湿なトーンの映像ですが、細部まできっちりと再現できるのはDVDならではです。また、じわじわと恐怖を演出する音のさりげないクオリティも、DVDならではのクリアさです。AVアンプで5.1chのサラウンド再生をしてあげれば、さらに楽しめます。低音が効果的に使われていますので、低域の再生能力のあるスピーカーを使うか、サブウーハーを使って視聴したいところです。ちなみに、私は、PMCというメーカーの小型スピーカー(TB1SM)で、サブウーハーは使っていませんが、それでも、かなりの低音でした。皆さんも、秋の夜にホームシアターで楽しんでみては?!

 --> レッド・ドラゴン 〜 ユニバーサル映画公式サイト
 --> 作品紹介『 レッドドラゴン 』 〜 CINEMA TOPICS ONLINE
 --> レッド・ドラゴン(DVD) 〜 アマゾン
 --> レッド・ドラゴン 決定版〈上〉 (本) ハヤカワ文庫 〜 アマゾン
 --> レッド・ドラゴン 決定版〈下〉 (本) ハヤカワ文庫 〜 アマゾン
 --> ハンニバル スペシャルプライス版 (DVD) 〜 アマゾン
 --> ハンニバル〈上〉 (本) 新潮文庫  〜 アマゾン
 --> ハンニバル〈下〉 (本) 新潮文庫  〜 アマゾン
 --> 羊たちの沈黙〈特別編〉(DVD) 〜 アマゾン
 --> 羊たちの沈黙(本) 〜 アマゾン

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